時計を販売するときに重要な時計をかっこよく見せるスタンド。
それを3月のイベントから新しくするためにたくさん製作しています。
これまで、多くの催事を行わせていただきましたが、その都度、「もっとかっこいいディスプレイ方法はないのかな?」と考えていました。
皆さん一般的に思い浮かべる時計スタンドってどんなのがあります?
多分時計屋さんなどでよく見られるアクリルで作られた時計スタンドだと思います。
あの時計スタンドは、他社様の時計は本当にかっこよくスタイリッシュに見えるなといつも思います。
実はあのスタンドに一度アトリエサザンカの時計をセッティングしたことがあります。
ですが、、、
思い描く雰囲気とはかけ離れていました。
アトリエサザンカの時計スタンドはこれまですべてオリジナルを製作してきました。
作り方は様々で、真鍮線で作ったり、木材で作ったりしていました。
その都度、ベストだと思うものを使用してきましたが、物足りなさは心のどこかに感じていました。
ディスプレイの際に商品数を少なくして、一点一点を強く誇張したり、また商品数を多くしてボリュームを出し、選択肢を多くしたりと、これまでいろいろな方法で展開してきました。
来週に迫った東京駅横のKITTEでのイベント。
このイベントを皮切りに、新しい時計スタンドで展開をしたいと考えています。
その前に、これまでアトリエサザンカがどのような時計スタンドを使用してきたのかを簡単に写真で説明したいと思います。
もちろん、時計も一緒に写っていますが、あえて被写体を時計に合わせず、時計スタンドに合わせておりますので、ご了承ください。
初期に製作した時計スタンドです。
初期の作品は真鍮線で製作。
一つ一つロウ付けを行い、金属の質感が前面に出されているものでした。
時計を強く見せるにはとてもよかったこのスタンド。
先月までネット販売用の写真の時計スタンドとしても使用してきました。
金属ということもあり、自在に角度を変えやすいというメリットもありましたが、酸化するというデメリットもあり、製作した当初は金色に輝いていたのに、いつしか黒ずんでいるということもありました。
その次に販売で使用した時計スタンドは「木」で作るものでした。
写真のものはウォルナット色で色を入れていますが、当初は木材の明るい色のままでした。
当時のものがなくなってしまったので、色が入っているものでご紹介しました。
その次が、上記項目でも使用した写真のものスタンドとして使用するようになりました。
この時計スタンドは長らく使用され、現在でもアトリエ店で使用されています。
時計が見やすいというメリットはありますが、色味を含め、「重い」というデメリットがありました。
そこで、今回新しく製作した時計スタンドを新調しました。
各々表情が違うので、各種ご覧ください。
船橋の梨の木を用いたスタンドです。
下の底が梨の木。
もちろん本物の梨の木です。
時計を乗せる部分は真鍮。
木と金属の融合となるスタンドです。
厚みを変えたタイプもあります。
厚みを増したことで、階段方式でディスプレイも可能です。
厚みを増したタイプはより「木」を誇張してくれます。
そして、今回別格の時計ディスプレイも製作しました。
ひとつの島のようなディスプレイ。
実物を見ると圧巻となります。
ジオラマの一つのような出で立ちに、飾るものを選んでしまいそうなスタンドが完成しました。
新しいスタンドは存在感が一気に現れ、時計の最高な演出のお手伝いをしてくれます。
KITTEで並ぶのが待ち遠しいです。
そこに並ぶ時計たちは2019年春の新作がメインです。