創りたい時計がありました。
ようやくその時計の製作に取り掛かり、順調に製作。
でも、文字盤が完成したところで立ち止まってしまいました。
イメージしていたものとは違う出来栄えだったんです。
アラビア数字を刻印した文字盤
刻印サイズも考え、製作してみましたが、どうしてもしっくりこない…
ということで、もう一度文字盤を製作
今度はローマ数字がメインになるように製作
先ほどよりかはいい出来栄えに、胸を撫で下ろしております。
しかし、本当にこれでいいのか…
昔の自分なら最初のアラビア数字の文字盤で少し納得いかなくても製作していたかもしれません。
それは、「数を創り、経験を積みたいから」
でも今は、「納得いくものを世に出したい」
そう考えるようになりました。
製作の考え方の違い、そして経験、時間の経過が人の考えを変えて行きます。
ビジネスも人生も、ずっと同じ考えでいる人は少ないと思います。
何かを経験することで、慎重になったり、自信が付いたり。
モノ作りは、その長い時間をモノという形であらわしているのではないかと感じます。
だからモノ作りは楽しいのだと思います。
何かを作れる喜び。
それが使う人にも伝達したら何よりも嬉しい喜び。
その喜びを、自分で経験してみてはいかがでしょうか?
腕時計が作れる教室、ATELIER SAZANCAでは行っております。